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寒くなってくると、お風呂上がりの脱衣所でドライヤーを持つ時間が、なんだか長く感じませんか。髪が乾くまでのあいだに体が冷えてしまったり、乾かし終わったら毛先がパチパチ広がっていたり。冬はドライヤーの「ちょっと気になる」が見えやすい季節です。
この記事では、今のドライヤーをこのまま使っていいか迷ったときのサインと、買い替えるなら見ておきたいところを、チェックリストにまとめました。最後に、仕様の違う3台を例として紹介しています。
まずは今のドライヤーをチェック
買い替えを考える前に、まず手元の1台を見てみましょう。とくにコードまわりは、安全にかかわるところなので先に確認してね。
すぐに使うのをやめたいサイン
- □ 使っていると、コードの根元が熱くなる
- □ コードの根元が曲がったまま戻らない、やわらかくフニャッとしている、変色している
- □ スイッチを入れても動かないことがある、使っている途中で止まる
- □ 風や温度が急に強くなったり弱くなったり、不規則になる
- □ 焦げたようなにおい、いつもと違う音、火花
NITE(製品評価技術基盤機構)や国民生活センターは、コードの根元を何度も曲げたり、本体にきつく巻きつけたりすると中で断線して、火花や発火につながるおそれがあると注意をよびかけています。こうしたサインがあるときは使うのをやめて、プラグを抜いてメーカーや販売店に相談してください。
しまうときにコードを本体にぐるぐる巻くクセがある人は、新しいドライヤーに替えたあとも、ゆるく輪にしてまとめるようにしてみてね。
そろそろ見直してもいいかも、のサイン
- □ 前より乾くまでに時間がかかる気がする
- □ 重くて、乾かし終わるころには腕がだるい
- □ 温度の切り替えが少なく、熱い風か冷たい風しか選べない
- □ 髪の長さや量が変わって、今のドライヤーでは追いつかない
ひとつ目の「乾くのが遅くなった」は、吸込口にほこりや髪がたまっているだけのこともあります。NITEも吸込口や吹出口のこまめなお掃除をすすめているので、取扱説明書を見ながら一度きれいにしてみて。それでも変わらなければ、買い替えを考えるタイミングかもしれません。
冬に買い替えるなら、ここを見てみて
ドライヤーの仕様表は、慣れないと数字ばかりで読みにくいですよね。冬の使い方を思い浮かべながら、ひとつずつ見ていきましょう。仕様表の読み方をもっとくわしく知りたい人は、ドライヤーの選び方も参考にしてね。
風量:寒い脱衣所で早く終わらせたい人は
冬は「とにかく早く乾かして、あたたかい部屋に戻りたい」という人も多いはず。そんなときに見たいのが風量です。仕様表では「〇㎥/分」と書かれています。
ただ、風量の数字は「TURBO時」「ノズルなしの時」など、メーカーごとに測る条件が書かれています。数字が大きければそのぶん早く乾く、とは言い切れず、髪の長さや量、乾かし方によっても変わります。目安のひとつとして、条件と一緒に見てね。
重さ:腕が疲れやすい人は数字の条件まで
髪が長い人や多い人は、乾かす時間も長くなりがち。重さは「約〇g」と書かれていますが、ノズルを含むか、集風器を外した重さか、条件がメーカーによって違います。比べるときは、条件をそろえて見るのがおすすめです。風量の大きいものは、少し重めになっていることもあるので、両方をセットで考えてみてください。
温度:熱い風だけじゃなく、低めの温度や冷風も
寒いと、つい熱い風を近くから当て続けたくなりますよね。でも乾いてきた毛先に熱い風を当て続けるのは、髪にとって負担になりやすいところ。低めの温度のモードや、温風と冷風が自動で切り替わるモードがあると、仕上げで使い分けやすくなります。
ちなみに、温風温度の数字には「室温30℃の時」のように測った条件が書かれていることがあります。冬の寒い脱衣所では、同じドライヤーでも感じ方がちがうかもしれません。数字はあくまで目安として見てね。
静電気:乾かし方と、仕上げの冷風
冬は空気が乾燥して、髪の静電気が気になりやすい季節です。イオンなどの機能がついたドライヤーもありますが、どれくらい感じるかは髪の状態やお部屋の湿度でも変わります。機能はメーカーが公表している内容として読んで、あわせて乾かし方も見直してみてね。根元から乾かして、最後に上から冷風を当てるだけでも、まとまり方がちがって感じることがあります。
音:夜に使う人は、気になるなら店頭で
家族が寝ている時間に乾かす人は、音も気になりますよね。ただ、騒音の数値は仕様表に載っていないことも多く、今回紹介する3台の仕様表にも書かれていませんでした。気になる人は、店頭で実際に聞いてみるのがいちばん確かです。
コードと電源:ヒーターと同時に使うなら
コードの長さは、洗面所のコンセントから鏡の前まで届くかを考えて見てみましょう。今回の3台は、どれも約1.7mです。
冬に気をつけたいのが、脱衣所のヒーターとの同時使用。ドライヤーは消費電力が大きい家電で、たとえばパナソニックの仕様表には「定格15A以上のコンセントを単独でご使用ください」と書かれています。延長コードや電源タップでヒーターとまとめて使わないよう、取扱説明書の注意も一緒に確認してね。
仕様の違う3台を例に見てみる
ここからは、上のチェックポイントを当てはめやすいように、価格帯と仕様がちがう3台を例として紹介します。数値はメーカーの仕様表にもとづくもので、同じ条件で使い比べたものではありません。乾き方や仕上がりは、髪の長さや量、髪質によって人それぞれです。
手ごろな価格で風量を見たい人に:パナソニック イオニティ EH-NE5M-W
メーカーの仕様表では、風量1.6㎥/分(TURBO時)、質量約545g、コード約1.7m。温風温度は約90℃(TURBO時)と約65℃(低温ケアモード時)で、低めの温度でも乾かせるモードがあります。速乾ノズルが内蔵されていて、付け替えなしで使えるのも手軽です。
- 価格:6,660円(税込)/送料無料
- ※価格は2026年10月26日時点
髪が多い・長い人で風量を重視したいなら:コイズミ モンスター KHD-W825
メーカーの仕様では、風量2.2㎥/分で、今回の3台の中ではいちばん大きな数値です。温冷自動切替モードとクールモードがあり、吸い込み口のカバーは取り外しできるつくり。そのぶん質量は約655g(集風器なし)と少し重めなので、腕の疲れやすさと相談してみてね。コードは約1.7mです。
- 価格:12,800円(税込)/送料無料
- ※価格は2026年10月26日時点
モードを使い分けたい人に:パナソニック ナノケア EH-NA0K
メーカーの仕様表では、風量1.6㎥/分(風量【強】の時)、質量約550g(セットノズル含まず)、コード約1.7m。温冷リズムモード、スカルプモード、スキンモード、毛先集中ケアモードがあり、温風温度はスカルプモード時で約60℃(室温30℃の時)と書かれています。根元速乾ノズルなどのノズルも付いています。
- 価格:34,967円(税込)/送料無料
- ※価格は2026年10月26日時点
価格や送料、在庫、カラーの選べる範囲は変わることがあるので、購入前に商品ページで確認してね。ほかのドライヤーと比べたい人はリファとダイソンのドライヤー比較を、選び方の小さな疑問はドライヤーのよくあるギモンもどうぞ。
新しいドライヤーが来たら、乾かし方もいっしょに
ドライヤーを替えても、乾かす順番はやっぱり大事です。根元から、後頭部やえり足など乾きにくいところを先に、最後は温度を下げて上から。くわしい順番はドライヤーの正しい乾かし方に書いています。
寒い夜に眠くなってしまう人は寝落ちしない乾かし方、朝バタバタしがちな人は朝の爆速ドライ術もよかったら。
毎日使うものだからこそ、気になるサインがあったら無理せず見直してみてね。冬のドライヤー時間が、少しでもラクになりますように。
参考にした資料(2026年10月26日確認):NITE 製品安全情報マガジン「ヘアドライヤーの事故」、NITE「ヘアドライヤーからの出火」、NITE ドライヤー「電源コードの発火」、国民生活センター「ヘアドライヤーの根元のコードから火花が出た」。仕様の出典:パナソニック EH-NE5M-W 仕様、コイズミ KHD-W825、パナソニック EH-NA0K 仕様。仕様は変更される場合があります。
この記事を書いた人:KOBA(フリーランス美容師)
美容師として、自宅で取り入れやすいヘアケアやスタイリングのコツを発信しています。
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