導入:セルフカラーの悩み、よくわかります
「自分で染めてみたけど、思った色と違った」「ムラになってしまった」――
美容師として10年以上、こうした相談をたくさん受けてきました。
実は、僕自身もアシスタント時代、先輩の指導で何度も“セルフカラー”の練習をして失敗を重ねてきた一人です。
だからこそ、現場で培ったリアルなコツを、この記事で包み隠さずお伝えします。
STEP1:【最重要】市販カラー剤の選び方
市販カラー剤は「泡」「クリーム」「乳液」など色々なタイプがありますが、実際に自分で試してみると仕上がりや使い心地にかなり差があります。
タイプ | 特徴 | こんな人におすすめ |
泡タイプ | 髪全体にムラなく伸ばしやすい。初心者向き | はじめてセルフカラーをする方 |
クリームタイプ | しっかり密着し発色が良い。手間は少し増える | しっかり染めたい・白髪が気になる方 |
乳液タイプ | 泡とクリームの中間。手早く染めたい方に | 短時間で全体を染めたい方 |
プロのリアル体験!おすすめ市販カラー剤3選
- ホーユー ビューティーン メイクアップカラー
「この『ビューティーン』は、実際に何度も自分の髪や家族、友人の髪で試しました。パッケージ通りの発色がしやすくて“イメージと違う!”という失敗が本当に少なかったです。」 - ウエラ トーンプラス カラークリーム
「サロンのお客様から『市販で白髪染めもできるカラー剤は?』と聞かれると、必ず名前を挙げます。発色も良いし、仕上がりの手触りがサロン級です。」 - リーゼ 泡カラー
「僕がアシスタント時代、時間がないときに自分の髪でよく使っていました(笑)。泡なので“塗りムラ”が出にくく、初心者でも安心です。」
STEP2:プロはこうやる!染める前の準備
カラー前の準備こそ、成功のカギ。
実は僕もアシスタント時代、このブロッキング(髪を分けて留める工程)を面倒くさがってサボったら、大失敗したことがあります(笑)。
その時、先輩から「ブロッキングこそプロの仕上がりの“土台”だ」と言われて以来、必ず分けてから染めるようにしています。
- ブロッキング(髪を分ける)
4〜6つに分けてクリップで留めておく。塗りやすさが劇的に変わります。 - ワセリンで肌ガード
お客様にも必ず伝えているテクニック。「顔まわりに色が残っちゃった!」という失敗が無くなります。 - 洋服や床も養生
実際、僕も一度お気に入りのTシャツに染料をつけてしまい、泣く泣く処分したことがあります(笑)。必ず“捨ててもいい服”で臨みましょう。
STEP3:ムラにならない塗り方のコツ
塗る順番は、サロンでも徹底しています。
特に「襟足→後頭部→サイド→生え際」という順序は、実際にお客様を何千人と施術してきて一番仕上がりに差が出るポイント。
セルフカラーでも同じです。
- 量を惜しまないことがコツ
「もったいない…」と思って少なめに使うと、どうしてもムラになります。僕自身も昔、量をケチってムラ染めになった経験がありましたが、たっぷり使うと一気にプロっぽい仕上がりになります。 - コームやハケの活用
自分で染める時も、ドラッグストアで買えるコームやハケを活用しています。特に根元の細かい部分はコームがあると便利。
STEP4:色持ちが変わる!アフターケア
実際にサロンで染めたお客様も、アフターケアで色持ちや手触りが全く変わります。
セルフカラーでも、ケア次第で仕上がりは格段にアップします。
- 乳化で色持ちUP
サロンでも必ずやっている“乳化”。染めた直後、少量のぬるま湯で泡立てながら髪全体をなじませると、余分な薬剤が落ち、色持ちが良くなります。これを自宅でも必ずやってほしいです。 - 当日はシャンプーしない
実際、僕も自分で染めた日は、必ずお湯のみで流します。翌日から専用シャンプーを使いましょう。 - カラーケア製品で差が出る
お客様からも「市販の普通のシャンプーだと色落ちが早い気がする…」とよく相談を受けます。プロも愛用する専用シャンプー&トリートメントは本当に効果大です。
おすすめアイテム:
- ロレアルパリ カラーケアシャンプー
「実際、僕も自宅で使っています。低刺激で色落ち防止力が高いのが嬉しいポイント。」

L’Oreal Paris(ロレアルパリ) ボンドリペア シャンプー 本体 440ml カラーダメージケア
- ミルボン カラートリートメント
「色味補正力もあり、サロン帰りのような艶をキープできます。お客様からのリピートも多い製品です。

【送料無料(本州・四国限定)】 ミルボン クロナ アフターカラートリートメント3 36g×3個セット
- エルジューダ サントリートメントセラム
「紫外線による色抜けを防ぐため、サロンでも必ず仕上げに使っています。

【廃盤のため在庫限り】ミルボン エルジューダ サントリートメント セラム
まとめ:失敗を減らし、セルフカラーを楽しもう
セルフカラーは、正しい知識とちょっとしたコツで“失敗”が“成功体験”に変わります。
僕自身の失敗やサロンでのリアルな経験を、ぜひ役立ててください。
今日からあなたも“おうちカラー上手”!
分からないことがあれば、コメントやSNSで気軽に質問くださいね。